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等々力陸上競技場の自由席が無い問題は存在しない

 

今日は珍しくある話題を投稿する。先に断っておくがこれは個人的見解であり私が所属する団体・会社の意見ではない。誹謗中傷等を行う場合は法的措置等も検討させていただくことを先に述べておく。

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4月上旬、ある方が一本のブログ記事を更新した。内容を要約すると次の通りだ。

 

等々力陸上競技場で行われる川崎フロンターレの試合において旗(注:応援旗)の棒を使って1人が多数の席を確保している現状が放置されている。これは明らかなルール違反であり不愉快だ。』

 

確かに川崎フロンターレの試合が行われるスタジアムでは、旗の棒を使って席取りをしている事実があり問題にされるべきかもしれない。しかしその行為が行われているのはGゾーン、いわゆる応援ゾーンのみであり自由席全体で行われているわけではない。まずはその点を前提に置き、この問題を論じていきたい。

 

目次

1人が多数の座席を確保するのはいけないことなのか

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最も大事な論点の1つ、「1人が多数の座席を確保することはいけないことなのか」についてだが、川崎フロンターレの公式ホームページの禁止行為には次の記載がある。

 

『過剰に座席を確保すること(※テープ、ひも等を使用しての確保、また複数の座席をシート等を使用しての確保)』

(引用元:チケット・観戦 | KAWASAKI FRONTALE

 

確かに公式ホームページでは過剰な席取りは“禁止”となっているが明確な区分けは行われておらず「どこからが過剰なのか」が明記されていない。また、後からでも人が来る場合は果たして本当に”過剰“に該当するのか。大辞林(第3版)によると過剰の意味は次の通りとなっている。

 

『適当な分量や程度を超えていること。多すぎること。また、そのさま。』(引用元:コトバンク

 

この意味に照らし合わせると、1人が大量に座席を取り後から人が来ている分には特に問題はないことになる。なぜなら、必要な分だけを確保しているにすぎず多すぎることはないからだ。詭弁だなどと言われるかもしれないが、日本語の意味としては正しいわけで特に問題はないだろう。

 

よって1つ目の論点である「1人が多数の座席を確保することはいけないことなのか」は必要な人数分を確保しているのであれば問題はないということになるのではないだろうか。

 

「後から入場すると席が無くて立つしかない」は本当か

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結論から言うと、それは嘘である。後から入場すると席が無いということはほとんどの場合を除きあり得ない。ここで川崎フロンターレJリーグに届けを出している収容人数を見ていきたい。

 

公式サイトによるとメインスタンドは6,983人、バックスタンド・サイドスタンドは19,249人、合計26,232人を収容することができる。

(参考:川崎フロンターレ公式ホームページ

 

試合によってアウェイゾーンが移動するなどによって使用できるエリアが変わり緩衝地帯が移動するため収容人数に差が出ることもあるが原則としては上記の人数が入場できる。

 

よくTwitterやブログなどで見かける声として「席が無い」と言う声がある。なぜなのか。答えは等々力陸上競技場の構造にある。自由席の席数は1列あたり8席。この1列に2人ペアや4人グループが座ると残りは2席しかない。もし3人で来ていてそこに座ろうとしても残数が2である以上、3人で座ることは不可能だ。実際に私も現地に行き実態を確認したが、1席ならば空いているという席が多数存在した。このように「グループで行くからこそ席が無いように見えるだけであり、バラバラになれば確実に座ることができる」のである。

 

またアウェイエリアに近い部分の自由席であれば空席があり試合を座って楽しむことができる。席が無いとブログなどで発信し議論をしている方はぜひアウェイエリア側のホーム自由席に行っていただきたい。確かにアウェイサポーターの声のほうが響きやすく、「せっかく試合を見に行っているんだからホームの雰囲気を楽しみたい」という声もわかるが、それと自由席の席が無いという問題は別であり一列に並べて論じるべき問題ではないだろう。

 

もしまとまってみたいのであれば指定席又は早くから並ぶべき

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川崎フロンターレでは自由席のほかに指定席を用意している。一番安いホームAゾーン自由席以外にもグレードを上げればSG自由席(2階席)やバックS自由席(2階席)などもある。Aゾーンの自由席が嫌なのであれば少し追加料金を払って2階の自由席へ行けばよいのではないだろうか。見やすい位置がSG自由席やバックS自由席なのでおすすめだ。どうしてもバックスタンドで見たいというのであればバックSS指定席で見ればよいだろう。価格は一般価格(前売り)で4,600円だ。そのほかにもピッチサイドシートなどのバラエティーシートも用意されている。メインスタンドは全席指定席であるため嫌な思いをせずにゆっくりと見られる。

 

もしホームAゾーン自由席で見たいというのであれば後援会に入り会員になることをおススメする。大人であれば年間3,000円を払えば会員になることができる。会員になれば試合前日午後6時までに抽選を申し込み、試合当日午前7時に集合すれば先行入場できる列抽選に参加することが可能だ。試合によっては1500人程度並ぶが確実にホームAゾーン自由席の席を取ることは出来る。「あの席が良かったのに!」などと言う声はこの際一切無視する。なぜならば、自由席であるからだ。新幹線の自由席に乗った際に「6番A席が良いから代わってください」なんて言えるだろうか。要するに自由席である以上、文句を言って代わってもらうことは出来ないのである。なお、抽選は後援会会員であれば参加できるが先行入場できるチケットを持っていないと抽選の意味はないので注意してほしい。

 

一般チケットで席を取りたいというのであれば、午前7時にスタジアムに行き列に並ぶと良いだろう。実際に一般チケットでも朝早くから来て並んでいればほぼ確実に座ることは出来る。場所を選ぶから座れないのであり、座るという目的だけであれば問題ないだろう。

 

以上のように川崎フロンターレの試合において「自由席の席が無い」と言う問題は存在しない。席の取り方に多少問題があったとしてもルール上は問題はないのである。グループで見る場合において5人しかいないのに10席取っている場合は問題だが、試合開始時において10人いればそれは“過剰”ではない。これが前述したブログなどの声に対する反論であり、私の見解だ。あくまでも私個人の話であるため、誹謗中傷などはやめていただきたい。

 

注:画像はすべてイメージです。