Jリーグで珍事?!PKが取り消される事態が発生

PKが取り消し?一体なぜ?

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(画像はイメージ)

5月20日、事件はヤマハスタジアムで行われていたジュビロ磐田vs柏レイソルの試合で起こった。後半9分、柏の武富選手が磐田のGKカミンスキーと接触し、直後、主審はペナルティースポットを指さし、柏のPKという判定を下した。

しかし、そこで事件が起こる。磐田の選手の猛抗議により主審は副審に確認。結果、PKは無かったものとされ、ドロップボールで試合は再開された。試合結果はアウェイの柏が0-2で勝利を収めている。

ここまでが簡単なあらすじだ。では一体なぜPKが取り消しになったのかを見ていきたい。

 

PKが与えられる条件とは

今回の案件に触れる前にPKが与えられる条件について整理したい。JFA日本サッカー協会)が定めるルールによるとPKが与えられる条件は次の通りである。

ペナルティーエリアの中で、または、第12条および第13条に規定されるプレー の一環としてフィールド外に出て、直接フリーキックとなる反則を犯したときは、ペナ ルティーキックが与えられる。

(引用元:サッカー競技規則

 

サッカー競技規則によれば、第12条および13条に違反する項目があればPKが与えられると書いてる。なので、12条と13条を抜粋する。

 

 競技者が次の反則のいずれかを不用意に、無謀に、または、過剰な力で犯したと主審が判 断した場合、直接フリーキックが与えられる:

• チャージする。
• 飛びかかる。
• ける、またはけろうとする。
• 押す
打つ、または、打とうとする(頭突きを含む)。
• タックルする、または、挑む。
• つまずかせる、または、つまずかせようとする。
(引用元:サッカー競技規則

 

上記が12条におけるPK規定である。ほかにもさまざまな規則があったが直接かかわってくる話ではないのでここでは割愛する。

 

なぜ今節ではPK取り消しになったか

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では、本題に入ろう。一度示されたPKが取り消しになったという前例はないだろう。少なくとも私が記憶している限りは・・・。

 

 今回のケース、主審の福島さんがPKを指した理由はカミンスキー選手が武富選手を倒したからだ。ボールに触れず足に向かって行っている場合はPK。しかし、今回のケースは違う。カミンスキー選手が武富選手に挑んでいるが、ボールが手に当たっており正当な防衛と認められる。

主審の立ち位置からでは見えづらく、PKを示したことに一定の理解をすることができる。しかし、一番評価したいのは副審への確認&PK取り消しである。

通常、主審の決定は絶対といわれているように一度示されたものは絶対に覆らない。だが、今回は一度示されたものが取り消され、判定が覆った。これを機に、Jリーグの主審は自身のミスを認め、試合中でも判定を覆してほしいものである。今回の動画が気になる方はDAZNを契約して見てください。動画は公式がアップしたら随時更新させていただきます。

 

※本記事は個人の意見です。。決してJリーグの見解等ではないのでその点だけご了承ください。なお、誹謗中傷等があった場合は然るべき対応を検討させていただきます。