政府がパチンコ業界にメスを入れる!でもソースが・・・

2018年9月26日、三万人のための情報誌「選択」があるニュースを執筆、Yahoo!Japanのニュースに掲載された。タイトルは「菅官房長官が「パチンコ規制」に本腰 「景品交換所」という聖域にメス」。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

内容としては

  •  パチンコと競馬に対する規制強化
  • パチンコ景品交換所や場外馬券売り場の廃止

この2点が主軸で盛り込まれていた。しかし、おかしな点がいくつかある。

 

1点目:ソースが不明

 

取材した形跡が全くないのだ。ニュース記事を読み進める限り、「菅官房長官がどこで発言したか」が一切書かれていない。飛ばし記事(注:)であっても、「関係者が~」などそれっぽいことが明記されていることが多いのだが、この記事に限って言えば、どこにも取材した形跡がないのである。

 

2点目:書き手があまり知られていない

 

 Yahoo! Japanのニュースに掲載されるということは、Yahoo! Japanのニュース提供社一覧に含まれていてもおかしくないのだが、実は含まれていない。もし、今回の投稿が初めてでYahoo! Japan側の更新不足なのであれば理解できるのだが、9月12日・19日にもエントリーがされていた。つまり、Yahoo! Japan側の更新ミスではなく、ニュース提供社一覧に載っていない企業からの投稿になる。

ニュース提供社 - Yahoo!ニュース

 

最近では、Yahoo! Japanも個人からの投稿を受け付け、ニュースに掲載するようになったという噂を聞いていたが、あまり知られていない提供社のニュースを受け付けるようになったのには驚きを感じる。

 

私は一種の「マーケティング」なのではないかと感じている。誤解を生む前に述べておきたいが、決して「三万人のための情報誌「選択」」を誹謗中傷するために書いているわけではない。個人的な意見を述べているに過ぎない。

 

 今回のニュース、明確なソースが提示されておらず、記事提供社はあまり知られていない。そこに世間の目が向くような記事を投稿することで、一気にアクセス数が伸びていき「選択」という名が広まる。一種のマーケティング戦略のように感じる。

 

実際、Twitterのトレンドには「菅官房長官」という名でトレンド入りを果たし、ツイート内容の多くはこの記事をリンク先としていた。もし、これをマーケティングの一種としていたのであれば、事実上、「マーケティングは成功」といえるだろう。

 

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※この記事は個人的な意見を述べたものであり、所属する団体の意見ではありません。誹謗中傷が行われた場合、しかるべき対応を執らさせていただきますので予めご了承ください。