決定力を欠いた試合。西野監督は「危機感はない」と発言?!

2018年6月9日午前2時、日本代表vsスイスの試合が行われた。結果は0-2で敗戦。西野JAPANは2戦2敗とW杯へ大きな不安を抱えたまま船出を続けている。この結果に対し、西野監督は「危機感はない。本田は予想以上に動いてくれた」と高評価。日本サッカー協会の田嶋会長も「見えてきた」と発言。果たしてW杯ではどのような結果が見えるのか。

 

”ひどい”3文字で片付く試合の総括

スターティングメンバー

まずスターティングメンバー(日本)から見ていこう。

GK 1 川島 永嗣
DF 5 長友 佑都
DF 20 槙野 智章
DF 21 酒井 高徳 56'→乾貴士
DF 22 吉田 麻也
MF 4 本田 圭佑 76'→香川真司
MF 8 原口 元気
MF 11 宇佐美 貴史 56'→酒井宏樹
MF 17 長谷部 誠
MF 18 大島 僚太 70'→柴崎岳
FW 15 大迫 勇也 40→武藤嘉紀

前節のガーナ戦より酒井高徳だけを入れ替えて臨んだ一戦。W杯本大会用のメンバーで初めて行う試合は想像を絶するほど”ひどい”試合だった。

 

試合ハイライト

今日の試合、気づいていた人は気づいていただろうが4バックを採用しての試合の入りだった。トップ下には本田を入れ、得点力の向上を図るという狙いがあったのかもしれない。前半からゲームは動き出す。トップ下の本田にボールを集めるも、スイスの硬い守備陣を突破することができず、日本にゴールは生まれなかった。

前半41分、エンボロがPA内に切り込んだ際、吉田が足を引っかけてしまいPKの判定。川島はコースを読み切るも、反応が遅れてしまい失点。1点ビハインドでゲームを折り返す。

カウンターの場面では大島がパスをうまく散らし、機転の利いた試合運びを見せていたが、前との連携がうまくいかず得点には結びつかなかった。前回の試合に続きPK2連続は不甲斐ない結果といえるだろう。

後半も日本のペースは握れなかった。ボールを持ってもシュートまでは持ち込めず、遠くから打つことしかできなかった。後半37分にも失点した日本は0-2で完封負け。課題の残る試合結果となってしまった。

本田圭佑の「限界」

トップ下で起用された本田圭佑見えてきたのは「結果」ではなく「限界」だった。トップ下は攻撃・守備ともに”素早く”行動することが求められる。しかし、本田はそのどちらも行うことができなかった。攻撃の場面では、味方との連携がうまく取れず孤立。カウンターを仕掛ける場面でもボールを保持してしまい、結局守備を固められてしまった。守備の面でも相手の攻撃起点である選手を補足できず自由にさせてしまった結果、失点している。

すでに本田圭佑は限界なのである。確かに本田圭佑は一流だったかもしれない。しかし、人はいつか衰えがやってくる。前回大会で調子よくやっていたとしても、それは4年前の話に過ぎず今は衰えが見え始めている。

チームの王様と揶揄されるように本田は自分の行動を認めてもらうこと以外を考えない。言い換えてしまえば”わがまま”である存在だ。西野監督は本田の活躍を「よくやってくれた」と評価している。そして田嶋会長も「(やりたいことが)見えてきた」と発言し、物議を醸している。もしかしたら、ハリルホジッチ監督が解任された噂は本当なのかもしれないと。そしてスイスの現地紙はニュアンスは違えど「日本は弱い」とまで酷評している。恥ずかしくないのだろうか。

次の試合は6月12日22時05分からパラグアイと行う。チームに起点になりうる大島僚太をどう生かすか。これがW杯での日本の戦い方を決めるラストチャンスであることは言うまでもない。


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