東京オリンピックはVISAカードと現金しか使えない!ヴィッセル神戸も・・・
東京オリンピックで使えるクレジットカードはVISAのみ
この間、ふと東京オリンピックのチケット販売の広告が目に付いたのでちょっと見ていたら気になる文言が・・・。
(出典元:東京オリンピック公式ホームページ)
みてください。チケットを買う時に使える決済手段は「VISA」と「現金」だけというのです。VISAはクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードに対応しているようですが、チケットの最高価格は30万円です。これをプリペイドカードで払えると思いますか?
三井住友プリペイドカード公式Q&Aには次の記載がありました。
Q.カード残高の上限金額はいくらですか?
A. 50,000円です。引用元:https://qa.smbc-card.com/prepaid/pre/detail?site=4H4A00IO&category=8&id=61
今回、東京オリンピック向けに発行されているVISAカードは三井住友カードがその役割を担っています。もし仮にVISAプリペイドの上限金額をそのまま適用するならば、買えるチケットは限られてしまいます。デビットカードを発行するにも特定の銀行口座を開設しなければならないなど少々厄介です。
なぜVISAオンリーなのか
VISAとオリンピックのつながりは1986年に遡ります。1986年よりVISAはワールドワイドスポンサーとしてオリンピック大会をサポートしています。そして、“唯一”の決済テクノロジースポンサーとしてオリンピック運営委員会も認めており、契約期間は2032年までです。つまり、東京オリンピックが終わるまではVISAカードの専有エリアといえるでしょう。そしてVISAは契約を更新し続けているため、しばらくの間はオリンピックではVISAカードしか使えないことになります。
サッカーでもキャッシュレスオンリーのチームが・・・
実は東京オリンピック以外でもクレジットカードオンリーにしたサッカーチームがあります。その名も「ヴィッセル神戸」です。ヴィッセル神戸は2019シーズンより、完全キャッシュレス化を目標に掲げており現金での決済は原則としてできなくなりました。下記の決済手段であれば決済できます。
・楽天Pay
・クレジットカード
それでは少しF&Qも含めてみてきましょう。
楽天Pay
楽天Payは楽天が運営しているQRコードを読み取って決済する手段です。事前にアプリにクレジットカード情報を登録して、決済時にQRコードを提示するだけで決済が終わります。請求は事前に登録したクレジットカードに行われるため、スマホさえあれば決済できる大変便利な手段といえるでしょう。しかし、現状、VISAとMasterCardしか登録できずJCBをはじめとする他ブランドは使えないので注意してください。
楽天Edy
楽天Edyは元々Edyという名でしたが、楽天が運営権を引き継いでから楽天Edyに名前が変わりました。EdyはEdyカードやおサイフケータイで使うことができ、事前にチャージが必要なプリペイド式電子マネーです。チャージはコンビニエンスストアをはじめ、ノエビアスタジアムでも行えますが、スタジアム以外でチャージをする場合は1,000円単位で入金しなければいけません。スタジアムで行う場合、新たに設置する一部のチャージ機では小銭でのチャージにも対応するようなので、少額だけ入れたいという方にオススメです。
なお、楽天Payやクレジットカード、デビットカードは子供が利用できないのでは?と質問が挙がっていましたが、ヴィッセル神戸としては「Edyカードを無料配布する」ことで解決できると見込んでいます。Edyは現金チャージで利用できるため、機会損失を防げるという考えのようです。
また楽天Payが利用できなかったり、クレジットカードを忘れてきてしまったりした場合はEdyをレンタルすることもできます。1日限り300円のデポジット料金を支払えば借りることができ、Edyにチャージすれば問題なく使えます。なお、Edyを返却するとデポジットは返ってきます。
クレジットカード/デビットカード
楽天Payや楽天Edy以外にクレジットカードもしくはデビットカードで支払う方法があります。楽天カードをはじめ、VISA・MasterCard・JCB・AMEXの各種クレジットカードが使えるほか、楽天銀行デビットカード(VISA/JCB)をはじめ各種デビットカードが利用できます。
<重要>ノエビアスタジアムでは楽天Edyがオススメ
なぜノエビアスタジアムで支払う時は楽天Edyがオススメなのか理由分かりますか?簡単に言えば、「お得」だからです。仕組みを見てきましょう。
まず楽天Edyを使うにはチャージをしなければいけません。チャージは現金以外にもクレジットカードで行えます。この時、クレジットカードチャージで楽天カードを選んだとしましょう。楽天カードはEdyに対し、「200円ごとに1ポイント」付与すると明記していますので、1,000円チャージしたとすると5ポイント(楽天スーパーポイント)が貯まる計算になります。
Edyで支払いをすると色々なポイント(要設定)が貯まるようになっているので、楽天スーパーポイントが貯まる設定をしておきます。設定後、Edyで支払いをすると「200円ごとに1ポイント」が貯まります。お気づきになった方も居ると思いますが、「Edyに対し、楽天カードでチャージをして支払えばポイントが2重取りになる」のです。実際にシミュレーションをしてみましょう。
ノエビアスタジアムで1試合あたり2,000円使ったとします。年間17試合なので、34,000円を使う計算になります。
|
現金チャージ |
クレカチャージ |
楽天Pay(参考) |
Edyへの入金 |
0P |
170P |
- |
Edyでの支払 |
170P |
170P |
170P |
合計 |
170P |
340P |
170P |
このように現金でチャージをするより2倍もお得になります。そして参考として提示した楽天Payよりもお得だということが分かりますね。貯めたポイントは楽天市場や楽天Edyにチャージして使うこともできますが、オススメはユニフォームです。
ヴィッセル神戸のユニフォームは、楽天市場で販売されており楽天スーパーポイントを使って買えます。つまり、ノエビアスタジアム以外でも楽天カードからEdyにチャージして使えば、お得に貯まったポイントで新しいユニフォームが買えます。
・・・筆者は川崎サポなのになぜ、神戸サポの目線に立って話をしてしまったのか分かりませんが、この取り組みが画期的なものであることは間違いありません。今後、他クラブでも広がっていきそうな試みなので、ぜひヴィッセル神戸さんには成功させていただいて、Jリーグ全体でキャッシュレス社会へ舵を切っていければと思います。