【auピタット/フラットプランの実質値上げ】auがテザリング使用料を改定!ユーザーにとっては痛手かも?
皆さんこんにちは、管理人のたぬきです(*'ω'*)
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au by KDDI 2018年4月から一部プランでテザリング使用料を有料化
少し興味深い内容ですよね。3大キャリアのうち、どこかがプランをいじればそれに追随するのが日本の大手キャリアのやり方なのですが、今回は一体どういう形になっているのでしょうか。見ていきましょう。
テザリングとは
auのテザリング料金が改定になるという話をする前に、テザリングとは何かから見ていきましょう。
(画像引用元:au by KDDI)
インターネットに接続するためには、通信機器とインターネットをつなぐ機器が必要です。PCであればルーターなどがそれに該当します。外出先でPCを使いたいと思っても、中々ルーターは存在しませんよね。
そこでテザリングの出番です。テザリング機能では、スマートフォンをルーター(仲介)としてインターネットとPCをつないでくれます。タブレットでもゲーム機でも同じで、スマートフォンをルーターとしてWi-Fi電波を飛ばして接続することでインターネットに接続することができます。
これが基本的なテザリングの仕組みです。
2018年4月から有料化へ
一部プランが500円かかるように
2018年3月2日、個人向けブランドauを展開するKDDI社は一部プランの利用者に対し、テザリング料金を無料から有料にすると発表しました。テザリング機能では各社ともに1,000円(税抜)のオプション使用料を徴収していたのですが、キャンペーンなどで1,000円(税抜)割引を行い、実質無料にしてきました。
しかし、auは2018年4月利用分以降、テザリング使用料として500円(税抜)を徴収すると発表しています。元々1,000円だった利用料を500円にするので実質値下げのような気もしますが、0円だったものが500円になるので少し複雑な気分ですよね。
一部プランって一体・・・?
先ほどから「一部プランが500円徴収される」と述べていますが、どのプランを指すのかは明言していませんでした。ここで明言します。
・auピタットプラン
・auフラットプラン20/30
・データ定額20/30
・U18データ定額20 (※受付終了)
以上の4プランでテザリングを利用する場合は500円のオプション利用料が発生します。その他のプランは現在通り無料で利用できますが、一部プランは500円の利用料がかかる場合があります。詳しくは下記のリンクで確認してください。
auピタットプランの詳細はこちらから
有料化に踏み切った理由とは
なぜ利用者が増えやすいといわれているこの時期に有料化へ踏み切ったのだろうか。私は「利用者が増えやすい時期だからこそ」だと考えています。テザリングをするということは、データ通信量を圧迫することを意味します。
例えば10人しか入れないトンネルに対し、9人が並んでいるとします。これであれば全員スムーズに入ることができ、渋滞はしません。しかし、ある1人がテザリング機能を使って3人のお友達を呼んできた場合、10人に対し12人並んでいることになり、渋滞が発生してしまいます。
スムーズに通るため、トンネルは広げなくてはならなくなってしまい、コストがかかります。このコストを負担してもらうために有料化にシフトチェンジしたのではないでしょうか。
もう一つ要因があるとすれば、ワイモバイルやUQmobileなどのサブブランドへ利用者が流出してしまい、収益を上げられなくなってきているという要因があるでしょう。利用者の環境変化が大きい春だからこそ、コスト増になってしまうのを防ぐために、あえてこの時期に有料化に踏み切ったと考えられますね。
他社の動向は?
他社の動向はどうでしょうか。NTTdocomoは公式にコメントを発表していないため、通常通り2018年4月以降は1,000円のオプション利用料が発生するとみられています。ソフトバンクは、2018年4月以降は500円のオプション利用料を徴収すると発表しています。
今回はドコモがまだ検討中っぽいのですが、auとソフトバンクは500円を徴収することを明らかにしています。差別化を図るポイントのひとつでもある気がするので、どこか1社でも無料などを貫いてくれればユーザーにとって選びやすいポイントになるのではないでしょうか。
参考リンク