これで終わりではない!川崎Fが旭日旗問題で上訴することを発表

川崎Fは判定を不服とし上訴する意向を固める

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 4月に韓国・水原で行われたACL(アジア・チャンピオンズリーグ)グループステージ水原(韓国)vs川崎フロンターレ(日本)戦で事件は起こった。試合中、川崎Fの応援側にいた男性2人が旭日旗を掲げ試合を観戦していたという。旭日旗は係員によってすぐに没収されたが試合後、水原のサポーターが川崎側に乗り込んで、暴力行為を働いた。けが人こそ出なかったものの、新たな火種を作ってしまったのは事実だ。

 後日、ACLを統括するAFCアジアサッカー連盟)は川崎Fに対し、政治的意図があったとし、制裁金と無観客試合(執行猶予付き)が言い渡されたが、暴力行為を働いた水原側にはおとがめなしだった。川崎Fは、「旭日旗は差別的意図が無い国際的に認められた旗だ」と反論したが聞き入られることはなかった。これで事態は収拾したかと思われたが実は違った。

J1川崎は8日、韓国で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の水原戦でサポーターが旭日旗を掲げ、アジア・サッカー連盟(AFC)から執行猶予付きの無観客試合開催などの処分を科されたことを不服とし、AFC内の委員会に上訴すると発表した。14日までに千ドル(約11万円)の手続き金を支払い、上訴理由をまとめた書面を提出する予定。

(引用元:【サッカー】旭日旗問題、川崎がAFCに上訴 無観客試合処分 - 産経ニュース

 このように事態は収拾しておらず、川崎は処分が不服として上訴すると発表した。上訴には手続き金がかかるが、旭日旗が政治的・差別的意図を含まない旗であることを明確にしなければならない。これは日本サッカー協会も同じ思いだ。もし、ここで処分を受け入れてしまえば旭日旗=政治的・差別的意図を含む旗として認識されてしまう。川崎の反応は素晴らしいものであるといえるだろう。

 なぜ旭日旗はいけない旗なのか

 話は2011年1月に行われた日韓戦にまでさかのぼる。120分戦ったが決着はつかずPK戦にまでもつれ込んだあの試合を覚えている人も多いのではないだろうか。結果は日本が勝利を収めたが、あの試合の中である出来事が起こる。

それはこのパフォーマンスによるものだ。

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 韓国代表MF・奇誠庸キ・ソンヨン)が前半23分に決めたPK後のパフォーマンスで、日本人を蔑むような猿真似をしたのである。当然ながら、FIFAなどの規定により人種差別は禁止されており、これも処分対象になると思われた。

 結果は違った。奇誠庸は「観客席に旭日旗があって涙が出そうだった。僕は選手である以前に大韓民国の国民だ」と弁明し、処分が下らなかった。なお、奇誠庸は自身のTwitterで「日本人を馬鹿にしたパフォーマンスだ」といっており、差別的意図があったのは明らかである。

 この事件がきっかけで旭日旗=悪い旗という認識が韓国の国民に植え付けられ、現在に至る。言い換えてしまえば、2011年のこの試合より前は旭日旗を掲げていても何の問題もなかったのである。このように韓国では主張がころころ変わり信ぴょう性を確保することはできない。要は自分さえ良ければそれでいい国なのだ。

 話は変わるが2011年3月に東北沖を震源とする東日本大震災が起きた。その時、世界は日本が立ち直るよう支援物資を送ったりメッセージを送ったりしていた。隣国・韓国は違った。「日本の震災をお祝いします」という横断幕を掲げていたのだ。明らかに差別的意図がある行為だ。当然、こちらも処分はなし。AFCは韓国に支配されているといっても過言ではない。

 もし、今後も同じような日本側に不利な判定が続くようであればアジアサッカー連盟を脱退するのも良いかもしれない。日韓戦、日中戦では何をしても許されると思っていれば大間違いだ。