【盟友仙台戦!】互いに良い部分を見せるも川崎に軍配!

2018年8月25日 明治安田生命J1リーグ第24節 川崎フロンターレvsベガルタ仙台の一戦が等々力陸上競技場で実施された。ベガルタ仙台といえば、東日本大震災の年、再開試合で対戦した相手であり、いまだに友好関係が続いている。その証拠に、Jリーグでは珍しく緩衝帯が設置されておらず、ロープ一本で川崎側と仙台側に分かれている。

さて、そんな両者の勝敗はどうなったのだろうか。早速プレイバックしていこう!

 ハイライト動画(DAZN

 

youtu.be

スターティングメンバー

川崎F(ホーム)

・チョンソンリョン
エウシーニョ
・谷口
車屋
・登里
・守田
・大島
・中村
・家長
・阿部
・小林

ベガルタ仙台(アウェイ)

・シュミットダニエル
・平岡
・大岩
・金
・椎橋
・富田
・蜂須賀
・関口
・西村
・中野
・ジャーメイン良

試合ハイライト

前半

まず最初のチャンスを作ったのはベガルタ仙台。前半10分に西村(仙台)が川崎陣内に攻め込み、谷口とマッチアップ。谷口がうまく体を入れてそのままゴールラインを割るかと思われたが、巧みに体をねじ込ませボールを奪取。そのままシュートを放つも角度が無く、GKの真正面で防がれてしまった。

前半27分、中央付近にいた大島から素早いパスを受けた小林がミドルシュートを放つも左ポストに嫌われてしまう。小林の高い技術力を見せつけるシュートになった。

前半47分にもビッグチャンス。小林→中村とつないだボールを阿部が足元に収め、DFをかわしてシュート。コースを狙いすぎてしまったのか、ゴール右ポストに当たってしまう。

結局、前半は0-0で折り返した。前半終了時点で、シュート数(枠内)は川崎が8(7)、仙台が3(1)、ボール支配率は61%vs37%と圧倒的に仙台に攻め込んでいたことが分かる。

後半

後半も川崎ペースで試合は進んだ。川崎は後半開始早々、チャンスを生む。中村→登里→阿部→登里→中村→登里→阿部の連携プレーで左サイドを崩し、最後は阿部がフィニッシュ。相手に当たってコーナーキックを得るも、コーナーキックでは決めきることができなかった。

youtu.be

後半10分、ついに試合が動き出す。川崎の攻撃でファールがあり、仙台ボールでリスタート。GKにボールを戻し、味方にパスしたものの、登里が競り勝つ。しかしこぼれ球を仙台DFがクリア・・・と思いきやクリアミスをしてしまい、ボールは中村の足元へ。1vs1を落ち着いて決めて川崎先制!

実は今季からオフサイドに関するルールが変わっており、「相手のコントロールミスで得たボールはオフサイドにならない」という規定が存在する。そのため、中村のポジションは本来、オフサイドポジションだがゴールが認められた形になる。

その後も川崎は攻め続け、ゴールを狙うも追加点は得られなかった。試合終盤は仙台の猛攻を浴びたが、川崎は何とか逃げ切って勝ち点3をものにした。

総評

ハイライトを見てもわかる通り、今日の試合は川崎の攻撃が目立った試合だった。仙台は後半になるにつれ、選手間のスペースが開くようになってしまい川崎に簡単にパスをつながれてしまった印象だ。しかし、中野の突破や左サイドの崩しなど見ごたえは十分にあったと感じる。

川崎にとって仙台は公式戦4連勝で勢いにのっていただけあって「簡単なゲームではなかった」はずだが、夏場の5連戦を4勝1分で乗り切ったのは大きいはずだ。9月に入ればカップ戦なども入ってくる。リーグも終盤に入ってきて優勝争いも過熱するだろう。今の川崎には連覇する力があると思われるから、引き続き注目していきたい。

珍事?!オフサイドの笛を試合終了の合図と勘違いしてしまう川崎運営とDAZN運営

非常に珍しいことが起きた。後半アディショナルタイム5分、家長がオフサイドポジションにいて、ボールに触ってしまったためオフサイドが宣告された。このオフサイドの笛を川崎の運営・ベンチ・サポーターは「試合終了」と勘違いしてしまったのだ。

川崎ベンチは監督と選手がハイタッチ。サポーターは歓喜。スタジアムでは勝利BGMが流れるという珍事が起きた。その後、試合は再開されたが非常に珍しいことが起きたのではないだろうか。現地サポーターによれば、「何が起きたか分からなかった」といっており、「気を抜いて失点せず良かった」と安堵する声も聞かれた。

ちなみにDAZNの中継画面も試合終了と勘違いしスコアボードが消える現象が起きていた。アディショナルタイム5分を超えていたため、勘違いしたものと考えられる。

1日献血大使として来場したバイク川崎バイクひょっこりはん

【フロンターレオリジナル】2018_J1-第24節vsベガルタ仙台_20180825 - YouTube

仙台戦は献血デーということで、1日献血大使に任命されたバイク川崎バイクひょっこりはんが等々力に来場した。試合前にはふろんパークでネタを披露していた。また、2人は始球式に参加し、見事にゴール!バイク川崎バイクの持ちネタ「BKB」を各方面に向けて行い、サポーターからは「長い」と苦言を呈されていたという。

その後、写真撮影の際に献血ちゃん(マスコットのぬいぐるみ)を手渡し、セレモニーは終了。バイク川崎バイクの持ちネタ「BKB」を今季のゴールパフォーマンスにしている中村にゴールが生まれ、感慨深いものがった試合となった。

※この記事は私個人の感想であり、所属する団体の意見ではありません。誹謗中傷などと確認ができた場合は、公的機関への通報を含め厳しく対処させていただきますので予めご了承ください。